金沢は、京都・松江と並ぶ「日本三大和菓子処」の一つとされています。1世帯あたりの和菓子消費額が全国1位であり続けるのは金沢市民の和菓子への愛着の現れ。江戸時代、加賀百万石の前田家が茶道を奨励したことを背景に、武家文化と町人文化の両輪で和菓子の伝統が育まれてきました。
金沢の和菓子の特徴は、なんと言っても「茶の湯と共に生きてきた」こと。お濃茶に合う上生菓子の繊細さ、煎茶に合う干菓子の品の良さ、いずれも400年以上の歴史を持つ伝統です。森八(1625年創業)、諸江屋(1849年創業)、越山甘清堂(1888年創業)など、創業100年を超える老舗が今も金沢市内に複数残っています。
ただ、観光ガイドは特定の3〜4店舗の繰り返し紹介に終始しがち。このサイトでは、地元民が「お祝い事や手土産」で実際に使う店、お茶人が「お茶事の主菓子」に選ぶ店、観光客が知らない隠れた名店まで、幅広く紹介しています。
